【庭師が解説】防草シートとは?効果と選び方の全知識

庭の雑草対策としてよく使われる「防草シート」。
ホームセンターなどでも見かけますが、

本当に効果はあるの?
どの種類を選べばいい?
敷くだけで雑草は生えなくなる?

このように疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。

防草シートは、正しく選び・正しく施工すれば、長期間にわたって雑草を大幅に抑制できる非常に効果的な方法です。
一方で、安価な製品や施工ミスによって「すぐ草が出てきた」「意味がなかった」という失敗例も少なくありません。

本記事では庭師の視点から、

防草シートの仕組み
効果の持続年数
種類ごとの違い
失敗しない選び方
施工費用の目安

まで、初心者にもわかりやすく解説します。
雑草対策を本気で考えている方は、ぜひ参考にしてください。

防草シートとは?基本の仕組み

防草シートとは、地面に敷くことで雑草の発芽や成長を抑える資材です。

雑草は基本的に、光、水、空気が揃うことで成長します。

防草シートはこのうち、特に重要な「光」を遮断することで、発芽そのものを防ぐ仕組みになっています。

つまり、草を枯らすのではなく、そもそも生えにくい環境を作るのが防草シートの役割です。

防草シートの効果はどれくらい続く?

防草シートの耐用年数は製品によって大きく異なります。

安価タイプ
約1〜3年

中耐久タイプ
約5〜8年

高耐久タイプ
約10年以上

ただし重要なのは、シート性能以上に施工精度が結果を左右するという点です。

地面がデコボコ
固定ピン不足
重ね幅不足

こうした施工ミスがあると、高価なシートでも雑草は発生します。

防草シートの主な種類

不織布タイプ(最もおすすめ)

現在主流となっているのが不織布タイプです。

遮光性が高い
貫通しにくい
耐久性が高い

長期対策をしたい場合は、基本的にこのタイプが最適です。

織布タイプ(低価格)

織布タイプは価格が安くDIY向きです。

安価
軽量
施工しやすい

ただし耐久性はやや低く、短期利用向けの製品と考えるのがよいでしょう。

砂利・人工芝下用シート

砂利敷きや人工芝施工の下に敷く専用タイプもあります。

この場合は、表面保護があるためシート単体より長持ちする傾向があります。

防草シートの正しい選び方

使用年数で選ぶ

数年のみ →安価タイプ
長期管理 →高耐久タイプ

という考え方が基本です。

「とりあえず安いから」で選ぶと、結局やり直しになるケースが多いです。

設置場所で選ぶ

庭の通路
駐車場
空き地
住宅周り

人が歩く場所は厚手タイプが必須です。

薄いシートだと破れやすくなります。

紫外線耐性を確認

屋外では紫外線劣化が最大の敵です。

安価シートは、

数年でボロボロになることもあります。

必ずUV耐性を確認しましょう。

防草シート施工の費用目安

DIYの場合

材料費のみで、

1㎡あたり
約300〜1000円程度

が目安です。

業者施工の場合

整地・施工込みで、

1㎡あたり
約2000〜5000円程度

が一般的です。

土地の状態や雑草量、傾斜の有無によって費用は変動します。

防草シート施工で多い失敗例

最も多い失敗は次の3つです。

整地不足
固定不足
重ね幅不足

特に重要なのが重ね幅です。

最低でも10cm以上の重ね施工が必要です。

これが不足すると、その隙間から雑草が生えてきます。

DIYと業者依頼どちらが良い?

DIY向き

小規模な庭
平坦な地面
短期対策

業者向き

広い敷地
傾斜地
雑草が密集している
長期管理したい

特に広い敷地では、DIYだと想像以上に重労働になります。

よくある質問(FAQ)

防草シートだけで完全に草は生えない?

完全ゼロは難しいですが、大幅に抑制可能です。

砂利を上に敷いた方がいい?

はい。耐久性が大きく上がるため推奨です。

ホームセンター品でも大丈夫?

短期なら問題ありません。
長期なら専門品がおすすめです。

防草シートの上に土をかけてもいい?

基本的には推奨されません。
効果が低下します。

まとめ|防草シートは選び方と施工がすべて

防草シートは、正しく使用すれば非常に強力な雑草対策になります。

光遮断で発芽防止
種類で耐久年数が変わる
施工精度が最重要
砂利併用で長寿命

雑草に悩んでいる場合は、早めの対策を検討すると管理が大幅に楽になります。

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