【違いを解説】「植栽」と「植樹」はどう違う？意味や用途をわかりやすく説明！

快適な住まいをつくるためには、植栽の配置が重要になります。

植栽を行うことで、家の外観や街並みを美しく演出できるほか、少し緑があるだけで、玄関や家の外観を華やかにできます。

植栽と植樹の違いとは？

「植栽」と「植樹」は、どちらも木を植えることを指す言葉ですが、言葉の使い方や、言葉の範囲が異なります。

ここでは、各々の言葉の意味や範囲について解説します。

植栽

植栽には、動詞的な使い方と名詞的な使い方があり、使い方によって意味合いが異なるので、違いを把握しなければなりません。

動詞的な使い方の場合は、以下の例のように、木や花、草を植えることを指します。

　例：「ここに植栽して、家の日差しを調整しよう」

名詞的な使い方の場合は、以下の例のように、敷地内の木・花・草のことを指します。

　例：「背の高い植栽は、手入れが大変だ」

植樹

植樹とは、木を植えるときに使う言葉です。

木を植えるという行為を指す言葉なので、動詞的な使い方でのみ用いられます。

また、幹が枝よりも成長するような大木の場合や、記念で植える木、環境保護目的で植える木の場合は、こちらの「植樹」を使うことが多いです。

植栽と植樹の違いを表で解説

植栽と植樹の意味をまとめた表は以下のとおりです。

言葉	植栽	植樹
対象	木・花・草	木
使い方（動詞）	木や花、草を植えることを指す	木を植えるという行為を指す
使い方（名詞）	敷地内の木・花・草のことを指す	名詞では使わない

上記の表を参考に、意味の違いを理解して、言葉を使い分けてみてはいかがでしょうか。

植栽・植樹のメリット

植栽・植樹には、建物の雰囲気を強調するほかにも、以下のようなメリットがあります。

• 枝場の広がりや色によって、空間に奥行きを与えてくれる
• 落葉樹であれば、四季の移ろいを楽しめる
• 外部からの視線を隠すことができる
• 日差しを遮ることができる

上記のメリットを把握しながら、植物の配置を考えることで、住宅や庭をより快適な空間にできるようになります。

植栽・植樹のポイント5選

植栽・植樹を行ううえで重要なのは、植物や木の特性を理解することと、配置する植物周辺の環境を整えることです。

植物のバランスを考えずに配置してしまうと、周囲の日当たりが悪くなってしまったり、庭の印象がちぐはぐなものになってしまったりします。

ここでは、植栽や植樹をする際に意識したいポイントを5つ紹介します。

常緑樹と落葉樹の特性を理解しておく

樹木は、大別して「常緑樹」と「落葉樹」に分けられます。

それぞれの特性によって使用用途が分かれるため、植栽をする際は、自分のニーズを把握するようにしましょう。

常緑樹

常緑樹は、緑の葉を一年中付ける樹木のことです。

常に緑の葉が生えているため、明るく華やかな植栽を楽しめます。

また、葉が目隠しにもなるため、安心して暮らせる住まいをつくることにもつながります。

落葉樹

落葉樹は、冬になると葉が落ちるため、四季の移ろいを堪能できます。

加えて、落ち葉が繊細な形をしているため、庭先や玄関に、風情ある雰囲気を演出可能です。

また、夏場は葉が日差しを遮り、冬場は暖かい光を取り込んでくれるという効果も期待できます。

外観と雰囲気を合わせる

植栽する際は、住まいの外観や雰囲気に合わせることが大切です。

たとえば、カラフルな西洋建築であれば、明るい花などを取り入れた植栽を行うことで、雰囲気をより明るく華やかなものにすることができます。

また、日本家屋のような和風建築であれば、松や楓といった植栽を行うことで、和の落ち着いた雰囲気を際立たせることができます。

建物の外観や色、地域性といったものを見極めて、それにあった植栽をすることで、調和のとれた美しい雰囲気を作り出すことができるでしょう。

場所に合った植物を設定する

植栽する植物によって、成長の速さやサイズは変動します。

なので、植栽の場所を決める際は、成長後の大きさを考慮するようにしましょう。

また、目隠しの用途で育てたのに、植物の背が足りなかったというようなケースもあります。

植える木を選ぶ際は、自身の用途にあったサイズであることを確認するようにしましょう。

その他植物とのバランスを考える

複数の花や緑を植える場合は、シンボルツリーとの兼ね合いや、植物どうしの相性を考える必要があります。

植物には日光が必要なので、背の高い木の下に背の低い植物を植えてしまうと、成長が阻害されてしまい、うまく成長できないかもしれません。

加えて、全体の見た目も、植栽においては意識したいです。

シンボルツリーと他の植物のテイストが違っていたり、色がバラバラだったりすると、庭全体がちぐはぐとした印象になってしまいます。

見た目に悩んでいる方は、植物の系統を揃えると、全体に統一感を出せます。

植栽や植樹のお悩みは「お庭番 守」に相談しよう

植栽や植樹を行う際は、しっかりとした計画を立てることが重要です。

しかし、複数の樹木や植物の配置を考えて、同時に管理・維持をするのは非常に難しいです。

なので、植栽や植樹を始めようと考えている方は、まずは専門の業者に依頼することをおすすめします。

特に倉敷市で植栽や植樹を始めようと考えている方は、倉敷市での実績が豊富な、地域密着型の造園業者「お庭番 守」に相談することをおすすめします。

サービスの幅が広いのが特徴で、剪定の他にも伐採、抜根、害虫駆除、除草といった業務を行っています。

また、料金設定が明確なので、費用に不安を感じている方でも安心して利用可能です。

まとめ

この記事では、植栽と植樹の違いや、上手植栽・植樹をうまく行うためのポイントについて解説しました。

植栽や植樹は、住まいの見た目を華やかにするだけでなく、街の景観をよいものにし、また地球温暖化対策にもつながります。

植栽や植樹を考えている方は、まずはシンボルツリーを植えてみることをおすすめします。

植栽計画はシンボルツリーを中心に組まれることが多く、建物の外観や雰囲気を大きく変えてくれます。

とはいえ、シンボルツリーを入手・育成して、バランスを考えながら植栽を増やしていくのは、初心者には非常にハードルが高いです。

そのため、植栽を考えている方は、「お庭番 守」をはじめとした、庭師や植木屋、造園業者などを頼ることをおすすめします。