庭や空き地の草が伸びすぎると、見た目が悪いだけでなく害虫の発生や近隣トラブルにもつながりますが、「草刈りを業者に頼んだらいくらかかるのか?」ということも気になってしまいます。
そこでこの記事では、草刈りの料金相場をわかりやすく解説し、さらに費用を安く抑えるコツや業者選びの注意点までご紹介いたします。
問い合わせや見積もりを検討している方は、ぜひ参考にしてくださいね。
草刈りの料金体系・決まり方

草刈りの料金は、大きく3つの方式に分かれます。
それぞれのメリット・デメリットを理解しておくと、自分に合った業者を選びやすくなります。
㎡(平米)単価方式
最もポピュラーな料金体系で、「1㎡あたり○○円」という計算方法です。
相場は 100〜300円/㎡。
例:100㎡の敷地 → 1万円〜3万円程度。
お庭番守では、費用の内訳は以下になっております。
・刈った草の処分費2,000〜10,000円
・運搬料(大規模や人数が必要な現場は別途で20,000円見積書に記載する場合もございます。
その他、1人1日作業の場合は処分費の中に含んでおります。)
・出張料(諸経費の中に含んでおります。
諸経費は作業員1人に対して2,000円としております。)
また、諸経費はガソリン代、機械などに使用する燃料代、チップソーやチェンソーの刃などの消耗品も含んでおります。
広さ別の目安につきましては、以下の通りになります。
・10㎡(庭先):2,000〜5,000円
・50㎡(小さな空き地):1,0000〜2,0000円
・100㎡(やや広めの空き地):20,000~40,000円
【メリット】
・面積が明確なら費用が計算しやすい
・小さな庭から広い空き地まで対応できる
【デメリット】
・草丈が高い・密集していると単価が上がる
・草の処分費が別途加算されることも
時間単価方式
作業員1人あたりの作業時間で計算する方法です。
相場は 2,000〜3,500円/時間。
【メリット】
・作業量が読みにくい斜面や複雑な地形でも対応できる
・短時間で済む場合は安くなることもある
【デメリット】
・見積もりより時間が延びると費用も増える
・スピードが遅い業者だと割高になりやすい
定額パック・面積区分方式
「30坪で○万円」「50坪で○万円」といったパック料金制を導入している業者もありますがそちらはごく稀なケースですのでご注意ください。
例:30坪(約100㎡)で2万円〜3万円など。
【メリット】
・料金があらかじめ決まっているので安心
・広い面積をまとめて依頼すると割安になるケースが多い
【デメリット】
・パック料金に含まれるサービス内容を確認しないと、草処分や出張料が別費になることも
・狭い庭だと割高になることもある
相場実例 & 条件別費用目安

草丈・密度・雑草の種類で変動
雑草が1m以上伸びている場合や密集している場合は作業量が増えるため、㎡単価が 1.5〜2倍程度 に跳ね上がることもあります(そうならないために、雑草が伸び切るまえに依頼することで費用を抑えることができます)。
こちらのパートでは、草刈りで発生する費用のおおよその目安をご紹介いたします。
ゴミ処理・運搬・出張料など追加費用
・刈った草の処分費:2,000〜5,000円
・運搬料・駐車場代:実費負担あり
・出張料:数千円程度かかる場合も
広さ別の目安
・10㎡(庭先):1,000〜5,000円
・50㎡(小さな空き地):7,000〜15,000円
・100㎡(やや広めの土地):15,000〜30,000円
草刈り料金を安く抑えるコツ

事前準備で作業効率を上げる
雑草の間にある石や不要物をあらかじめ取り除いておくと、刈払機の刃が傷むリスクが減り、作業がスムーズになります。
結果的に作業時間が短縮され、費用も下がるケースがあります。
複数業者に見積もりを取る
草刈り料金は業者ごとに大きく差があります。
最低2〜3社から見積もりを取り、相場感を掴んでおくことが大切です。
同じ面積でも「倍近く」料金が違う場合もあるため、比較は必須と言えるでしょう。
自分でできる範囲を分担する
例えば「刈った草の処分」を自分で行えば、業者は刈るだけで済むので費用が安くなります。
軽い草取りや細かい部分だけ自分でやるのも効果的です。
閑散期に依頼する
春〜夏は繁忙期で料金が高くなりがちですが、秋〜冬の閑散期に依頼すれば割安になる業者もあります。
地元のシルバー人材やNPOを活用する
大手業者だけでなく、地域のシルバー人材センターや自治体のNPOなどを利用すると、人件費が抑えられ、結果的に料金も安くなるケースがあります。
ただし、「自分で草刈りの一部をやってみよう」とすると、次のようなトラブルも起こりがちです。
・草刈り機で石や砂利を飛ばして窓ガラスを割ってしまった
・庭木や花壇まで誤って刈ってしまった
・想像以上に体力が必要で、途中で作業が終わらず放置してしまった
・刈った草の処分が大量で困った
こうしたリスクや面倒を避ける意味でも、「結果的にプロに依頼した方が安心で、時間もコストも節約できた」という人は多いです。
つまり、工夫で費用を抑えつつ、最終的にはプロに任せるのがベストな選択肢 なんです。
そこで大切になってくるのが、前述のような「伸び切るまえに早めに業者に依頼する」という方法になってきます。
業者の選び方・注意点

しかし、草刈りは業者に任せればすべてOKというわけでもありません。
きちんとした業者を選ばなければ、「希望した内容との相違」や「金額面でのトラブル」など依頼による失敗が起こってしまう危険性がありますので、そういった事態を避けるためにも必ず以下のポイントを確認してから依頼するようにしましょう。
見積書の明細を確認
「草刈り費用」だけでなく、処分費・出張費・追加料金まで細かく明記されているか確認しましょう。
過去の実績・口コミを確認
作業の丁寧さや対応の早さは口コミからもチェック可能。
地域密着型の業者は柔軟に対応してくれるケースが多いです。
契約前に現地確認を依頼する
写真だけでなく、現場を見てもらったうえで契約すると「追加料金トラブル」を避けやすくなります。
保険加入の有無をチェック
作業中に窓ガラスや外壁を傷つける事故が起きた場合でも、損害保険に加入している業者なら安心です。
料金だけで選ばない
「とにかく安い」業者を選ぶと、仕上がりが雑だったり、後から追加請求されるケースもあります。
料金だけでなく、対応内容や保証体制まで総合的に判断するのが大切です。
よくある質問(FAQ)

Q1:草刈りは定期契約した方がいい?
年に数回まとめて契約すると割引になる場合があります。
繁忙期を避けると予約も取りやすいです。
ただし、お庭番守を始め多くの業者では定期契約などを行なっておりませんので、定期契約がある業者の方が珍しいと思っていただいて間違いありません。
Q2:斜面地や狭所はどうなる?
作業が難しい場所は追加料金(1.2〜1.5倍程度)を見込んでおくと安心です。
お庭番守では斜面地は1.5倍は割増になっております。
また狭所を刈る場合や、運搬など困難な場合も割増料金が発生するケースもあります(こちらも内容次第ですが1.5倍を目安にしてください)。
例)通常¥20000円で刈れるところも、その場合は追加料金が¥10000円程度発生
ただし、実際のところ、現場ごとに変わってきますのでご不明な点はご相談ください。
Q3:除草剤や防草シートの併用は?
施工費はかかりますが、長期的に見れば草刈りの回数を減らせてコストダウンにつながります。
まとめ
草刈りの料金は1㎡あたり100〜300円が目安ですが、草丈や密度、処分費用によって金額は変動します。
安く依頼するコツは「事前準備」「相見積もり」「分担作業」の3つ。
そして、雑草が伸び切るまえに依頼することも安く依頼する方法の1つです。
業者を選ぶときは、必ず見積明細と実績をチェックして、納得できるところに依頼しましょう。
