【プロが解説】植栽の費用相場とコストを抑えるポイントとは?

植栽の際は、植栽や造園を専門とする業者に頼ることで、安心かつ確実に作業を進めることができますが、その分費用もかかってしまいます。

この記事では、植栽の相場費用と、コストを抑えるポイントについて解説します。

植栽の相場費用とは

植栽の相場費用は、以下の表のとおりです。

施工種類相場価格
生垣用植木55,000~105,000円
シンボルツリー1本28,000~54,000円
お庭一式150,000~1,000,000円

植栽の費用は、周囲の環境を整える「施工代」や、木を支える「支柱代金」、そして「植木代」がかかるほか、必要に応じて「客土代」も加算されます。

植える木の大きさや種類、依頼する面積によって費用は大きく変動するため、相場費用はあくまで目安として捉えてください。

【相場費用を左右する】植栽に使用できる木々の選ぶポイント

庭木の植栽は、庭の印象に大きな影響を与えます。

たとえば、住まいに合わせたシンボルツリーを置くだけで、庭の雰囲気が大きく変わります。

そのため、植栽を考えるときは、まず自分の理想にあった庭木を選びたいです。

ここでは、植栽に使用できる木々を選ぶポイントについて解説します。

常緑樹or落葉樹

庭木には、一年を通して緑の葉を付ける「常緑樹」と、秋から冬にかけて葉を落とす「落葉樹」があります。

常緑樹は、常に緑の葉に覆われているので、明るく華やかな印象があります。

葉が一年中落ちないので掃除の手間が少なく、また葉が目隠しになるので、安心した住まいづくりにも貢献可能です。

落葉樹は、冬になると葉が落ちるので、四季の移ろいを楽しめます。

繊細な葉の形が情緒的なので、庭に風情を与えてくれるほか、夏は日差しを遮り、冬は暖かい光を取り入れるという、光量の調整にも期待できます。

広葉樹or針葉樹

庭木の植栽を考える際は、葉の形にも注目したいです。

庭木の葉は大別して「広葉樹」と「針葉樹」の2つに分けられます。

広葉樹は、平たい形の葉を付けます

沢山の枝を横に伸ばし、大きな平らな葉を広げるため、樹形が大きくなりやすいです。

種類にもよりますが、広葉樹は寒さや乾燥に弱いものが多いため、温暖・湿潤な地域に適しています。

針葉樹は、葉が針のように細く尖っているのが特徴です。

細い葉のおかげで強風への抵抗が少なく、また積雪を防ぐ効果もあります。

針葉樹は厳しい環境でも生き抜く力があるものが多いため、針葉樹は熱帯から寒帯まで広く
分布しています。

ただし、針葉樹は上方向に伸びやすく、葉が重なり合うと風による倒木のリスクが出てくるため、こまめな剪定が必要になります。

高さ

植栽を選ぶ際は、木の高さも意識したいです。

庭木として選ばれる木には、樹高が3m以下のものもあれば、10mを超えるものまであります。

木の高さについては、決まった定義がある訳ではありませんが、おおよそ4つの種類に分けられます。

  • 大木:10m以上の大きさに成長する木
  • 高木:〜10m程度に成長する木
  • 中木:3〜5mほどに成長する木
  • 低木:最大でも3m程度までしか成長しない木

庭木の高さによって、シンボルツリーやサブツリー、ガーデニングといった用途の使い分けがあるので、ご自身の庭に合った高さの木を選ぶようにしましょう。

樹形

複数の植栽をする場合は、木の形も重要になります。

樹形は樹木ごとにおおよそ決まっています。

枝は横に広がるものや縦に伸びるものもあり、また葉の付き方にも各々特徴があります。

木の種類によって日当たりや成長する方向が異なるため、複数の植物で植栽する場合は、植栽の間隔や成長後のイメージをある程度固めるようにしましょう。

日照

植物は光合成によって成長するため、基本的には日照が必要になります。

植栽の場所を考える際は、成長後の日当たりを考慮するようにしましょう。

ただし、植物によっては過度な日光を受けると弱ってしまうものもあります。

そのため、木を選ぶ際は、植栽の特性を知っておくのも重要です。

また、複数の植栽の際は、植物同士の間隔に注意し、日照を邪魔しないような配置を心掛けましょう。

植栽の相場を抑える4つのポイント

植栽は、専門的な知識や工事が必要となるので、初心者で植栽を考えている方は、専門業者に依頼した方が確実です。

しかし、専門業者にすべて依頼すると、費用も大きく跳ね上がってしまいます。

ここでは、相場費用と比較して、費用を抑えるためのポイントを4つ解説します。

範囲を限定して依頼する

植栽を始める際、庭の整備から植栽計画の立案といった、造園にかかわる流れを全て業者に依頼してしまうと、その分費用は膨大に膨れ上がってしまいます。

費用を安く抑えたい場合は、庭の除草や木の伐採作業を自分で行う、生垣を作る際は四方に作るのではなく、他人から見える部分の一方だけ行うなど、依頼する工程数を減らすことで、費用を大きく抑えられます。

見積りを複数依頼する

業者を選ぶ際は、必ず複数社から見積りをとるようにしましょう。

植栽や造園の費用は、庭の立地や周囲の状態によって大きく変動します。

そのため、複数の業者に出張見積りを依頼することで、より安価な業者を見つけられます

また、複数社から見積りをとると、サービスや保証などの費用相場が分かる、悪徳業者の介入を防げるといったメリットもあります。

補助金や助成金を活用する

自治体によっては、植栽撤去や景観改善にかかわる事業に助成金を出しているところもあります。

これらを利用できれば、費用を大幅に軽減できるでしょう。

補助金や助成金の例として以下のようなものがあります。

  • 緑化撤去事業
  • 防災目的の助成金

助成金の申請条件や内容は自治体によってさまざまなので、気になる方は、自治体の窓口に問い合わせてみましょう。

人気のある庭木を選定する

庭木選びの際、人と違った木を選びたいという方は少なくありません。

しかし、凝った木や需要の低い木は、そもそもの生産量が少なく、流通も少ないため、入手が困難です。

そのような樹木は、木自体の価格が高くなっているため、費用相場が高くなっています。

費用を抑えたい方は、人気で流通量の多い庭木を選ぶとよいでしょう。

まとめ

この記事では、植栽の費用相場と、庭木の選び方、植栽の費用を抑える方法について解説しました。

植栽は、専門的な知識を求められる場面が多いため、多少お金を出してでも、業者に依頼した方がよいです。

業者選びに迷っている方は「お庭番守」をおすすめします。

お庭番守は、倉敷市を中心に活動している、地域密着型の造園業者です。

お庭に関するサービスを網羅しており、必要なサービスだけを選んで依頼することができるため、費用を抑えやすいです。

また、料金体系も明確なので、植栽に困っている方は、お庭番守に依頼するとよいでしょう。

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