草刈りは、おうちの庭や空き地の管理には欠かせない作業です。
しかし、初めての草刈りの場合、いつ、どのように作業すれば良いのかわからない方も多いのではないでしょうか。
草刈りを効率よく進めるには、最適なシーズンを押さえることが重要です。
こちらの記事では、初心者でも簡単に取り組める草刈りのコツや、草刈りに必要な道具などについて解説します。
『いつ刈るべきか』『どの道具を使うべきか』といった疑問を解消し、作業の手間を減らす実用的な情報をお届けしますので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
草刈りの必要性
草刈りをすることによって得られる効果はおもに2つあります。
・害虫の発生を抑制する
・他の草花の生育を促進させる
反対にいえば、草刈りをしないまま庭を放置してしまうとナメクジやムカデをはじめとしたさまざまな害虫が発生してしまうことになります。
また、雑草が生えていると花や野菜を育てようとしても雑草に肥料の栄養を奪われてしまい、思うように育たないという結果になってしまいますのでご注意ください。
草刈りのシーズンを逃すと大変
草刈りは毎年、適切なシーズンごとに行いましょう。
このタイミングを逃してしまうと、お庭に雑草が増えすぎてしまい、次に草刈りをするときの労力がましてしまいます。
また雑草が増えることでさまざまな害虫が発生しやすくなるのも注意したいポイント。
さらに雑草を放置し過ぎてしまうと火災のリスクにまで発展する恐れがあるため、草刈りは必ず適切な時期に定期的に行うようにしてください。
庭木を伐採するのに適した時期は?
伐採にオススメの時期は秋の終わり〜春直前までの樹木の成長が活発でない時期です。
このシーズンは樹木が乾燥し気が軽くなるほか、落葉樹の場合、葉が落ちているため作業がしやすくなっています。
具体的なタイミングは年3回
草刈りに最適な時期は、年に3回。
・6月〜7月(最盛期を迎えるまえの時期)
・9月〜10月(生育晩期)
・11月〜12月(雑草が枯れる時期)
なかでも6月〜7月の草刈りはその年の雑草の生長を抑制するために効果的です。
また、11月〜12月の草刈りは翌年に雑草が発芽するのを抑えることができます。
月を把握できない場合も「春の終わり~初夏」「秋の終わり~春直前」までの2回を目安に覚えておくと便利ですよ。
草刈りをする日はいつがいい?
草刈りは、雨が降ったあとの晴天が続いている日に行うのがベスト。
雑草はあるていどの長さになると成長を止めます。
そのため、雑草が伸び切ったこのタイミングで草刈りを行うと十分な効果を感じることができるでしょう。
ただし降雨の直後の草刈りはNG。
雑草の成長スピードが通常よりも早くなっているため草刈りには不向きですのでご注意ください。
草刈りの手順(5ステップ)
①作業に邪魔な物をどける
草刈りをするにあたって最初にすることは、スムーズに作業をするために庭を片付けることです。
子どものおもちゃやコンクリートブロックなど作業の邪魔になるもをまずは片付けましょう。
このときに不必要なものをおもいきって処分することも大切です。
庭の景観を美しく保てると同時に、作業効率をアップさせることができます。
②ざっくりと目立つ雑草を刈る
草刈りの際には、一気に全体を完璧に綺麗にしようとしないことが大切です。
まずは、目立った雑草を大まかに刈るところからスタートしてください。
細かいところはこの次のステップで行います。
まずはざっくりと大まかに雑草を減らすところから始めましょう。
③細かな雑草を刈る
お庭全体の雑草を刈ったあとは、細かい部分の処理に入ります。
草刈りの作業で、ここが一番の重労働。
このときも初めから完璧を目指さず大まかに刈って雑草を減らし、徐々に細かく作業していくとモチベーションも保ちやすいです。
④刈り取ったあとの雑草を集めて捨てる
草刈りが終わりましたら、刈った草を処分しましょう。
刈った草は一般のゴミとして捨てることが可能。
ここもかなりの重労働になりますので、腰などを痛めないように気をつけてください。
⑤防草対策をする
草刈り作業は、草を刈るだけでは終わりません。
その後の除草対策をきちんとすることで、今後の雑草の成長速度が変わります。
除草対策はおもに2つのパターンがあります。
・除草剤の散布する
・グランドカバーを植える
除草剤はインターネットやホームセンターで購入することが可能です。
即効性のあるもの、遅効性のもの、その両方の効果があるハイブリッド型のものとありますが、目的にあわせて選ぶようにしましょう。
一方、グランドカバーは雑草が生えないように地面を覆うように植物や砂利、木質のチップを張り巡らせることを指します。
これらを行うことで、次からの草刈り作業の手間が格段に減りますので必ず行うようにしてください。
草刈りに使用する道具の紹介
草刈機
範囲が広い場所の草刈りや、雑草の量が多い場所での草刈りに適した機会。
かなり大がかりな機械ですが、あるとないとでは作業効率が大きく変わります。
草刈機には電動式(コード式・充電式)のものとエンジン式のものの2種類があります。
電動式のものは軽量で初めての方でも扱いやすいのが特徴。
ただし、コード式は範囲が固定されてしまうため広い庭には適しません。
一方で、エンジン式のものはより作業がしやすい反面、ガソリンを使用するため手軽ではないというデメリットがあります。
三角ホー
手で行う細かな雑草の処理には三角ホーという道具を使うのがオススメ。
三角ホーには「持ち手が長いもの」と「持ち手が短いもの」の2種類があります。
どちらも地面をえぐり、雑草を根から取り除くことができます。
草刈りを自分でするときの注意点(3つのリスク)
熱中症のリスク
夏場や暑い日の草刈りの際には、熱中症に要注意。
近年ではとくに40℃近くまで気温があがる日も少なくありません。
熱中症は最悪、命を落とす危険性もあるため必ず対策をしたうえで無理のない作業をするようにしてください。
虫のリスク
草刈りにおいて避けては通れない害虫の存在。
とくに夏場はさまざまな虫が発生します。
長袖長ズボンを着用し虫除けスプレーを吹きかけることはもちろんですが、毛虫やハチやムカデなどの危険性の高い虫にも気をつけて作業を行なってください。
怪我のリスク
草刈りは、使い慣れない道具を使って慣れない作業をする方がほとんどだと思います。
そのため、無理な体勢で作業をしたり、道具の使い方を誤って自分や他人を傷つけてしまうことも考えられます。
慣れない状態での草刈りには十分に注意するようにしましょう。
安全に草刈りをするためにできること
気温が低い時間帯に行う
より安全に草刈りをするためには、日中よりも気温が低い朝方や夕方にすることをおすすめします。
また、作業中は無理をせずにこまめに休憩と水分補給をしてください。
それほど気温が高くない日であっても、直射日光を避けるための帽子やネッククーラーなどの冷却グッズ着用もマストです。
用意できる方はファン付きの作業着を着用するのも良いでしょう。
より安全に草刈りをするならプロの業者を利用する
「時間がない」「庭が広くて家族だけでは人手が足りない」という方も少なくありません。
あるいは、ここまで読んで「自分には難しそう」「これだけの手間をかけるなら自分ではやりたくない」という方は、プロに依頼するのもひとつの手です。
自身で行うよりも早く綺麗にお庭をすっきりした状態にしてくれるうえ、根元から雑草を取り除いてくれるため雑草が成長しにくいお庭にもなります。
また、作業で出たゴミの処理も行ってくれるという点もおすすめできるポイントの1つです。
お庭の面積や作業にあたる方の人数などによっても金額は異なりますが、おおよその相場は3万円前後です。
お住まいの地域のおすすめ業者を吟味して、ベストな業者を選びましょう。
まとめ
以上、草刈りに適したシーズンや草刈りのポイントをご紹介してきました。
安全に気をつけて作業するようにしてください。
万が一、自分での作業が難しいと感じたときには途中で中断してでも専門の業者に依頼し、より安全に綺麗なお庭を取り戻すようにしてくださいね。